2014年8月24日日曜日

山と皇太子さま



山好きプリンスの皇太子さま

初登山は5歳。御用邸そばの離山(はなれやま・長野県軽井沢)を、皇太子時代の天皇陛下に連れられて登ったのだという。初めての山小屋泊は12歳のとき(燕山荘・燕岳)。オックスフォード大学に留学中にはベン・ネヴィスに登頂。

——初登山から現在まで170回以上の山行で、百名山を45座登頂。甲斐駒ケ岳では楽な北沢峠ルートではなく、日本屈指の難路、黒戸尾根(標高差2,000m)から登られている。伊吹山も頂上直下まで車で行けるのに麓から登山。楽をして数を稼ごうなんてことはされない。遠すぎて登りにいくのが大変な利尻山(北海道)まで含まれている(BE-PAL 2014年 09月号)。



皇太子さまは、こうおっしゃる。

「現在の私の登山の楽しみは、自分をゆっくりと大自然のなかにおき、動植物や地質を観察し、自然の恩恵に浴すこと。そして、個々の山の歴史に思いを致し、登山の行程全体を楽しむことである(『山と渓谷』1996年1月号)」



雅子さまとの初登山は高水三山(たかみずやま・東京奥多摩)。愛子さまと初めて登ったのは那須岳(栃木)。この那須連邦は登山回数が最も多く、15回以上登られている。

——皇太子さまご愛用の道具は、いずれも最新のものではない。良いモノを長く大切に使われるのが基本スタンスだ。モノを大切になさるのは皇室の伝統なのだ(BE-PAL 2014年 09月号














出典:BE-PAL (ビーパル) 2014年 09月号 [雑誌]




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