話:鈴木英貴
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スポーツの世界ではどの分野でも存在するのが「地元びいき」である。クライミング界にあっては、クライマーは誰もが「地元の岩場が一番だ」と思っており、他のエリアより難易度も高いと思い込んでいる。
ヨセミテのローカル・クライマーたちは一様に
「ヨセミテのグレードは辛めだ(難しい)」
と言うが、コロラドのローカル・クライマーもしかり。地元クライマーたちにルートのことを尋ねると、口をそろえて
「ここのグレードは辛いから自分の登れるグレードより少し下のグレードにトライしろ。じゃないと痛いシッペ返しを喰らうぞ」
と笑いながらアドバイスしてくれる。
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ソース:
岳人 2015年 05 月号 [雑誌]
鈴木英貴「My Climbing Journey in 20 years」
コロラド・エステスパークへ
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