2014 スノー・ウェア 3選
『POWDER SNOW』誌(2014 winter)より
MAMMUT(マムート)
アリエスカ
”オフピステに必要な高度な防水性と透湿性に、温かさを加えた究極の一枚”
アリエスカ(ジャケット&パンツ)は、マムートが誇るSnowカテゴリーのハイエンド・モデルだ。
ゴアテックスらしい最高の防水性・透湿性に、裏起毛の保温性をプラスしたソフトシェル・3レイヤーを採用し、重ね着によるストレスを軽減。過酷な環境での動きやすさを追求したモデルとなっている。
スキーヤー・半田譲は言う。「特徴的な”斜めジッパー”は、アゴの真ん中で干渉せず快適です。アゴひげにジッパーがくっつくというメンズの不満も解消。短い方のジッパーは、吹雪のなかのハイクアップ中に口元のエアスペースを確保するのに有効だし、デザインのアクセントにもなっています。パンツはややゆったり目。サスペンダーと、ビブと呼ぶには控えめなパウダーガードも好みで取り外しOK。ガイド、プロとしての活動をふくめハードに使用していますが、”とにかくタフで頼れる一着”」
防滴ジッパーのサイド・ベンチレーションを搭載したアリエスカ・パンツをアリエスカ・ジャケットに取り付けることで、深い雪で豪快にすべるスキーヤーにとって究極のコンビに変身するなど、個性が光るウェアだ(評:『POWDER SNOW』誌)
Black Diamond(ブラック・ダイヤモンド)
ドーンパトロール
”しなやかさと汗ヌケのよさに、絶大な防水性をプラス”
クリーン・クライミングの理念に基づき、安全性と扱いやすさ、環境を考慮したギアを開発し、業界をリードしてきたブラック・ダイヤモンドが、ついにアパレルに本格参入してきた。その第一弾でありフラッグシップ(最高峰)となるのが、ドーンパトロール・ハイブリッド。
ハイブリッドの名が示すとおり、ストレッチウーブン・ナイロンシェル(ストレッチ性と撥水性の高さで定評のあるショーラー社)をベースに、3層防水ラミネートを配したハイブリッドのソフトシェルだ。
ソフトシェルは防水性に不安を感じるが、ナノ・スフェア(超撥水加工)を施し、パウダーはもちろん、ミゾレ混じりの雪にも対応。スタッフの萩原修氏は言う、「胸やヒザ、肩など、より雪に触れやすい部分は防水ラミネートを採用。胸部の防水ラミネートは風対策も兼ねますし、肩部はスキー板を担いだときに傷みにくいという利点もあります」。
なんといっても素材のもつ”しなやかさ”は、滑走時の動きに追従してくれるのでストレス知らず。フィールド検証を重ねて最高のギアを生み出してきた同社の姿勢は、アパレル開発にも継承されていた(評:『POWDER SNOW』誌)。
Teton Bros(ティートン・ブロス)
TBジャケット、ムージー・ジャケット
”熟成を重ねるごとに輝きをます「ジャパン・クオリティ」を体感せよ”
2008年にスタートを切った日本製アウトドアウェア・ブランド「ティートン・ブロス」。
”ジャパン・クオリティ”を強く打ち出すブランドは、シーズンを追うごとに品質や着心地、デザインの熟成を重ね、2012年にはポーラテック・ネオシェル素材を採用した国内初のアウターシェルを登場させた。このモデルをきっかけにブランドの注目度が格段に高まり、現在は、プロアマ問わず多くのライダーが注目する日本製ブランドとして確固たる地位を確立しつつある。
ここで紹介する「TBジャケット」は、同ブランドの創業当初からのフラッグシップ(最高峰)モデル。ソフトシェルとハードシェルのハイブリッド素材で、透湿性に優れたポーラテック・ネオシェルを使用することで、厳しい状況下でも快適なウェア内環境のもとに滑りを楽しむことができる。
そして、ミッドレイヤーに「ムージー・ジャケット」をチョイスすると、より快適さが増す。襟が高くフードのないミッドレイヤーは寒気の流入を防ぎ、ミッドのロフト内で暖められた空気を逃すことがない。そのうえ、とても軽量で、ロング・ディスタンスをともなうBC(バック・カントリー)でも快適性を維持してくれる逸品だ(評:『POWDER SNOW』誌)。
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